PR

『俺たちの箱根駅伝』実在の大学名が登場するのはなぜ?架空大学との違いや予選会順位を調査

2026年10月放送のドラマ『俺たちの箱根駅伝』。第1話で実在する大学名が登場し、「明誠学院大学は架空なのに、なぜ?」と気になった人も多いのではないでしょうか。

実は、原作者・池井戸潤さんが、箱根駅伝のリアルさと自由な物語を両立するために使い分けたそうです。

この記事では、

  • 実在大学を登場させた理由
  • 実在大学と架空大学の違い
  • 2020年の予選会順位との意外な共通点

について、詳しく見ていきます。

『俺たちの箱根駅伝』で実在の大学名が登場するのはなぜ?

第1話の予選会には、
順天堂大学や専修大学など、箱根駅伝でおなじみの大学が登場しました。

一方、主人公の青葉隼斗が所属する明誠学院大学は架空の大学です。

この実在する大学と架空の大学の使い分けについては、池井戸潤さん自身が理由を語っています。

池井戸潤が実在大学を登場させた理由

池井戸潤さんは、
2024年4月に公開された文藝春秋のインタビューで、大学名の扱いについて話していました。

架空の大学名を並べただけでは、読む側が感情移入しづらいと考えたのだとか。箱根駅伝に実在の大学名が欠かせないのは、そのためだといいます

確かに、箱根駅伝が好きな人なら「青学」「駒澤」「早稲田」と聞くだけで、実際のレースや選手たちの姿が浮かびますよね。

原作小説でも、青山学院大学をはじめ、箱根駅伝の常連校が実名で登場します。

ドラマではさらに、
青山学院大学の原晋監督と、神奈川大学の前監督・大後栄治さんが予選会の解説者として本人役で出演しました。

実際の箱根駅伝中継で見かける人たちが登場するのですから、臨場感もぐっと増します。

物語の中心となる大学を架空にした理由

それなら、主人公たちの大学も実在する学校にすればよかったのでは?と思いますよね。でも池井戸さんは、そこに大きな悩みがあったそうです。

実在する大学には、本当に箱根駅伝を目指して頑張っている選手たちがいます。その大学の名前を借りて、架空の部員同士の対立やトラブルを描くことには抵抗があったのだとか。

実在大学では自由に物語を描きにくい。
でも、架空大学ばかりでも箱根駅伝らしさが薄れてしまう。

この問題が解決できず、構想が6〜7年も進まなかったと明かしています。

そんな池井戸さんが着目したのが、関東学生連合チーム。

関東学生連合は、予選会を通過できなかった大学の選手たちから選ばれるチームです。さまざまな大学の選手が集まる仕組みなので、特定の実在大学を物語の中心にしなくても、箱根駅伝に挑む学生たちのドラマを描けます。

なるほど、これなら現実の大会の雰囲気を残しながら、架空の選手たちの人間ドラマも描けますよね。

第1話に登場した実在大学と架空大学はどこ?

では、第1話の予選会には実際にどんな大学が登場したのでしょうか。

結果発表に注目すると、本選出場を決めた上位10校は、すべて実在する大学でした。

予選会に登場した実在の10大学

第1話で発表された順位は、次のとおりです。

劇中順位大学名
1位順天堂大学
2位日本大学
3位城西大学
4位神奈川大学
5位国士舘大学
6位日本体育大学
7位山梨学院大学
8位法政大学
9位拓殖大学
10位専修大学

劇中では、10位の専修大学にわずか10秒届かず、明誠学院大学が予選敗退となります。

青葉隼斗(小林虎之介)たちにとっては、なんとも悔しい結果でした。

ちなみに、「青山学院大学はどうして予選会にいないの?」と思った人もいるようです。

箱根駅伝には、前年の本選で上位10位以内に入ると、翌年の予選会に出なくても本選に進めるシード制度があります。

実際、青山学院大学は2026年1月の第102回箱根駅伝にシード校として出場していました。

強豪校の名前が予選会にないからといって、不自然なわけではないんですね。ただし、ドラマ内で青山学院大学がどのような出場条件になっているのかまでは確認できていません。

明誠学院大学や東西大学にモデル校はある?

物語の中心となる
明誠学院大学や東西大学は、どちらも架空の大学です。

大学名劇中での設定
明誠学院大学青葉隼斗が所属する古豪。箱根駅伝への復帰を目指す
東西大学平川庄介(山本耕史)が監督を務める強豪校

「明誠学院大学って、名前が青山学院大学に似てない?」と思った人もいるかもしれませんね。

ただ、明誠学院大学のモデルが青山学院大学だという公式発表はありません。原作には青山学院大学が実名で登場するため、作中でも別の大学として扱われています。

池井戸さんが実在大学の扱いに悩んでいたことを考えると、特定の1校をそのままモデルにしたというより、大学駅伝のさまざまな要素を取り入れた設定なのかもしれません。

また、学生連合に参加する選手たちの所属先にも、品川工業大学や武蔵野農業大学など、架空の大学が登場します。

ドラマの予選会順位は2020年の結果がモデル?

今回調べていて、特に驚いたのが予選会の順位です。

第1話の結果を2020年10月に行われた第97回箱根駅伝予選会と比べると、10校中9校の順位が一致していたんです。

この共通点は、箱根駅伝ファンのブログでも指摘されていました。

実際の2020年の記録と比較すると、違っていたのは2位だけでした。

比較項目ドラマ第1話2020年の予選会
1位順天堂大学順天堂大学
2位日本大学中央大学
3〜10位すべて同じ大学・同じ順位すべて同じ大学・同じ順位

2020年の日本大学は18位だったので、ドラマでは2位に入れ替わっていることになります。

ここまで似ていると、過去の結果を参考にしたのでは?と考えたくなりますよね。

しかも、共通点は順位だけではありません。

2020年の予選会では、10位の専修大学と11位の筑波大学の差がわずか18秒。ドラマでも、明誠学院大学が10秒差で本選出場を逃しています。

どちらも最後の1枠をわずかなタイム差で争う展開なんです。

さらに興味深いのが、2020年はドラマの陸上競技監修に関わる大後栄治さんが、神奈川大学の監督として予選会を戦っていた年だということ。

実際の大会をよく知る人が制作に参加しているだけに、細かな部分にもこだわっているのかもしれません。

ただし、制作側が2020年の結果を参考にしたと説明した情報は確認できていません。

これほど順位が似ているなら、実際の大会結果をヒントにしながら、ドラマの展開に合わせて一部を変更した可能性もありそうだと感じました。

まとめ

『俺たちの箱根駅伝』で実在大学名が登場するのは、本物の箱根駅伝らしさと、架空の選手たちの物語を両立させるためです。

  • 実在大学名は、箱根駅伝らしい臨場感を出すため。
  • 明誠学院大学・東西大学は架空。現実の選手への配慮も背景にある。
  • 第1話の予選会上位10校は、すべて実在する大学。
  • 明誠学院大学のモデル校は公式に公表されていない。
  • 2020年の予選会と9校の順位が一致。参考にしたかは不明。

池井戸潤さんが大学名の扱いに悩んだという話も印象的でした。

それにしても、2020年の結果と9校も同じ順位だったのには驚きです!2位だけ違うのは偶然なのか、それとも何か意図があったのか。 ちょっと気になりますね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました