タイ北部に住みだしてそれなりに年月が経ちましたが、まだまだ訪れたことのない場所やお店など沢山ありますね。
そうしたなかで、チェンマイの中心地から傘の工芸品で有名な「ボー・サーン」方面にいくなら絶対寄りたいと思わせる、5色のお米が特徴的なレストラン「Meena Rice Based Cuisine」（ミーナー 米料理のレストラン）をご紹介。
ここを訪れるのは実は2回目だったんですが、
以前の記憶は忘却の彼方へと行っていたので久しぶり、というか、ランチをしに行ってみると「おぉ、良いところだぜ。料理もおいしいしお値段もリーズナブル」という感じでした。
さてどんなレストランか、さっそく一緒に見ていきましょう。
アクセスや混雑する時間帯
このレストラン「Meena Rice Based Cuisine」には車で行きましたが、それ以外で行くとするとタクシー（ソンテウ）とか観光バスでいろいろ回っている途中に立ち寄るぐらいになると思います。
以前訪れた時は、ちょうどお昼時でめちゃめちゃ混雑していて、なん十分も待たされました。
今回は平日のお昼前、11:30頃に到着しましたが、まだお客さんはあまりいなく、どこに座るかテーブルも選び放題状態。
まだ観光客とか少ないのかな、と思っていたら、
10分もたつと、次から次へとタイの地元のお客さんがやってきて、あっという間にテーブルも埋まっていく、といった感じの人気ぶり。
平日もこんな調子なので、土日のお昼時はもっと混雑するのでしょう。
このレストランでお昼のひと時を過ごしたい、でも待つのは嫌、という場合には、11:30ぐらいかそれ以前に到着する感じで行くのが良さそうですね。
右側が駐車場（結構広い）。左にお店が並ぶ。
ちなみに、このレストランのある通り（上の写真）にはお土産屋さんとかが結構並んでいるので、土日の場合にはそうしたところで時間つぶしが出来ると思います。
ただ平日はお店があまり開いてなかったりするので、混雑する時間帯に行くとちょっと辛いかも。
オープンは毎日10:00から17:00。
レストラン内は植物園の雰囲気が漂う
車を駐車場に止めてレストランに向かいますが、駐車場の向かい側にあるので、特にたくさん歩く、ということはないですね。
こちらが「Meena Rice Based Cuisine」の入り口。
あれ？入口が２つあるぞ。
どっちから入ればいいのかな
なんて思いますが、中でつながっているので、どちらから入っても良いですね。（笑）
左の木造りのゲートは昔作ったもので、新たに右のしっかりしたものを後でつけ足した、みたいな感じですがどうでしょう。^-^）
入り口を入ると、そこは森の中。
いや、勿論森ではないですが、緑が多くて、何か植物園ぽいよう感じもしたりして、とてもリラックスできる雰囲気ですよね。
（小さく黄色のバイクが映ってますが丁度何かの配達に来た人っぽい）
実際のレストランへは敷地内の小さな橋を渡ったところにある。
何気に壊れそうでちょっと怖い感じもしますが、そこは大丈夫。
橋の手前にタイ文字と英字で「ミーナー」と書かれてますね。
レストランの前は池があり、噴水もあって落ち着いた雰囲気が楽しめます。
池の水は濁ってるぽいですが、タイではこれが普通な感じですね。^-^;）
その池方向に向けて店内からちょっと撮影したのがこちら。
写真にあるような木のテーブル席が7席から8席ほどあり（記憶があやふや）、この上に2階席もあるようです。
ここ以外にも別室のテーブル席があるようで、結構な人数が入れますね。
これだけ席が用意されていても1回目はなん十分も待った、ということから人気ぶりがうかがでそうです。
お客さんは見た限り地元のタイ人家族やカップル。
海外からの観光客らしき人は（この時は）見かけませんでしたが、地元の人に愛されるレストランと言えるのでしょう。
ということは、味付けも外国人向けではなく、普通にタイ人が食べる味が楽しめる、ということにもなりますね。
５種類のお米たちがポイント
レストランの名前が「Meena Rice Based Cuisine」。
Meena（ミーナー）は名前になると思いますが「Rice Based Cuisine」（直訳すると米料理）となっていることから、お米を使った料理に特徴がある、ってことになりますね。
メニューを見るとそれも良くわかります。
メニューを開くと、まずお米の紹介が書かれてます。
綺麗にデザインされた「おにぎり」みたいなものが、お菓子か何かの広告に見られるような感じで踊ってる！
黒、茶色、水色、黄色、白、と混ざってますが、これ、お米なんだそうです。
メニューの説明を見ると、以下のようになってますね。
- 【黒色】Riceberry rice 25（ライスベリーライス）
ごはんポットで55バーツ（220円ぐらい） - 【茶色】Brown rice 25（ブラウンライス）
ごはんポットで55バーツ（220円ぐらい） - 【水色】Butterfly pea rice 20（バタフライ ピー ライス）
ごはんポットで50バーツ（200円ぐらい） - 【黄色】Safflower rice 20（サフラワーライス）
ごはんポットで50バーツ（200円ぐらい） - 【白色】Jasmine rice 15（ジャスミンライス）
ごはんポットで35バーツ（130円ぐらい）
この中で一番気になるのが水色のバタフライピーライスですが「バタフライピー」っていうのはマメ科の植物のようで、それとタイ米（ジャスミンライス）を混ぜたもの、ということになるでしょうか。
注文して料理のお味は？
お料理はどんな感じか、
注文してみたものをちょっとご紹介。
私が注文したのは「マッサマンカレー」。
（Masman curry chicken with roti）
カレーに加えて５色のおにぎりみたいな形でライスも付いてきてますね。
妻の方はと言えば、「魚フライ＋グリーンカレー」と「タイの卵焼き」（カイジャオっていう名前だったかな？）
なんかたくさん食べるよね、みたいにも見えますが、これは二人で一緒に食べるのを想定した注文。
全部まとめて見てみると、以下のような感じに見えますが．．．
これ、一見して「二人で全部食べれないだろう」と予感させる量。
で結果、思った通り食べきれませんでした（笑）
でもタイの良いところは、食べきれないものは店員に「持ち帰りにしてくれる？」と頼むとどの店もパックとか何かに入れて持ち帰りできるようにしてくれること。
マッサマンカレー、卵焼きはすべて食べ、魚フライ＋グリーンカレーは少し手を付けただけになってしまったので持ち帰りにしました。（これは妻の夕飯に早変わり）
ちなみにここのマッサマンカレーがとてもおいしかったので（絶対日本人の口に合いまくり）もう１つ持ち帰り用に途中で注文しました。（これは明日家で食べる用）
マッサマンカレーは150バーツ（600円ぐらいかな？）。
メニューを見ると、だいたい150バーツから200バーツぐらいで（600円から800円ぐらいで）高すぎることもなく（でも安くもなく）、このレベルの料理でこのお値段なら全然リーズナブルだな、という感じです。
日本人から見た場合にリーズナブルというのは、タイの地元の人からするとちょっと高めになるかもしれませんが、地元のお客さんがとても多いところからすると、お値段と味のバランスがとれてる、ってことにもなりそうですね。
おにぎり型ライスはどうやって食べる？
５色のおにぎり型ライスですが、
かわいらしい色と形に惑わされてしまい、これどうやって食べればいいのかな、と一瞬戸惑いましたが、ライスはタイのレストランで普通に食べるように食べる、で良かったんですね。
つまり写真のような感じで、
お皿におにぎり型ご飯を移してほぐして食べる。
妻が普段と同じようにしてごはん食べるのをみて、ハッとそれに気が付く私でした。^-^;）
5種類のお米の味比べをしてみましたが、
う～ん、目をつぶって食べると皆同じような感じがする．．．
（私は味にはあまり鋭くないのだ）
同じような感じ、というのは「各々のお米について味があまり感じられない。だから同じような味に感じる」ということになりますが、見た目綺麗でかわいらしいので、それで良しとしますか。（笑）
デザートも注文してみた
すでにおなか一杯状態でしたが、
折角来たんだからデザートも何か食べてみよう！
ということで、私はアイスクリーム、妻はシャーベットを注文。
こちらが私の注文したアイスクリーム。
何か春巻きみたいなものにクリームが乗ってる．．．
いやメニューの写真通りのものが来たんですが、アイスクリームはどこかといえば春巻き状のものの中。
「Fried Ice cream だよ」と妻が私に説明するんですが、
え？アイスクリームを油で揚げるの？どうやって？
そんなことしたらアイス溶けちゃうよね、
と思いつつ、何か昔読んだ料理マンガの１シーンが頭の中をよぎる。
ナイフとスプーンが付いてきたので、ナイフで切ってみると以下のような感じになってますね。
何かの皮で包まれ、その中はアイスが詰まってた。
実際食べてみると、アイスを覆ってる皮は、言ってみればモナカの皮を厚くしたような感じで、良い具合に口の中でアイスと溶け合う、あざりあう、みたいな．．．
料理は良く分からないですが、妻の「アイスクリームを油で揚げた」説はどうやら違っていて、アイスを普通にお菓子の皮で巻いてみた、みたいな感じのようです。
ちなみに上に乗ってる白クリームと食べると尚おいしい。
続いて妻が注文した果物のシャーベットがこちら。
何の果物だろうと思ったら、これ、タイでも良く見るパッションフルーツのようですね。
甘酸っぱいというか、酸っぱい中に甘みがあるフルーツですが、それをシャーベット状にしたデザート。
これは中々おいしいですが、酸味が甘さより強いので、だからキャラメルみたいなソースもお皿の端についてきてますね。
レストラン回りには遊歩道とことも用の遊び場
レストランの敷地内は、中心にある池をぐるっと回れるように遊歩道があるので、食事を待つ間、または食事後にちょっとした散歩をしてみるのも良いと思います。
こちらがレストランにある池をぐるっと回っている遊歩道。
広い敷地ですが、ぐるっと回る文には数分レベルの散歩になると思います。
池の向こうにレストランも見えるので、あぁ、こうしたところで食事してるのね、なんてことが分かって、それなりに面白いかも。
こちらは遊歩道を歩くと分かる、子供用の遊び場。
誰も遊んでませんでしたが、子供連れの家族の場合、子供が食べ終わったら他の人が終わるまで親と子がここで時間を過ごすんでしょう。
また他にもレストランの敷地内にお土産屋さんもありますね。
この写真を見ただけでは分かりませんが、
ここに置いてあるものは「お米」に関するものだそうです。
ご飯を入れるお茶碗だったり、食べるときに使うお箸だったり、お人形もありますがそれが牛だったり。
なんで牛の人形が置いてあるんだろう、と思って妻に聞いたら、タイでは水田で水牛が働くからなんじゃない？とのお答え。
なるほどね～。
言われてみれば確かに。
最後に
今回ご紹介したレストランン「Meena Rice Based Cuisine」は、料理もはずれはないと思います。（日本人の口にも合うと思いますよ）
場所的にはチェンマイの中心から見て「ボー・サーン」方面だと思いますので、観光でそちらに回る時には、ちょいとガイドさんに声をかけて寄ってみるのも良いと思います。
タイ北部でリラックスしたお昼休みが過ごせますように。
コメント